CH サント・バルブ・レ・ザルジリエールの外観

「CH サント・バルブ・レ・ザルジリエール」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
CH サント・バルブ Mr 2014 フランス ボルドー
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13.5 ¥1,600 マルカイコーポレーション 2023/2/1

「CH サント・バルブ・レ・ザルジリエール」レビュー

ワインの外観

CH サント・バルブ・レ・ザルジリエールの外観

青の抜けたやや黒の入った濃い目のダークチェリーレッド

ワインの香り

グラスを回す前:乾燥黒果実、なめし革、黒系スパイス

グラスを回した後:ローストナッツ、トリュフ、ジビエ、エスプレッソ

ワインの味わい

食感は軽やか、乾いた果実味にしっかりした酸とタンニン、タンニンは力強いが細かくドライさが心地よい、しおれたバラや乾燥スパイスを思わせる華やかさ、エスプレッソのようなビターなコクもあり、非常に複雑ながらバランスは良い、

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
この価格で熟成感あり複雑、それでいてスイスイ飲めるボルドー
複雑ながらスイスイ飲める。大ぶりグラスだと強さは感じにくく、よりスイスイ。中ぶりだと多くの方がボルドーに求める力強さも感じられる。
1600円は驚異的!
季節

グラス 温度 私的に買う度
(5段階)
軽重度
(10段階)
中~大ぶりびわ 18-22℃ 5 6
「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

ボルドー市街から北東20km程にあるアンベ半島に位置するシャトー。1760年代にアイルランド人であったジャン・パプティスト・ランシュが、フランスに亡命をしました。ルイ18世時代にパリ商工会議所のメンバーになる程、ランシュ家は名家になり、名だたるシャトーを建てました。シャトーサントバルブもその頃ランシュ家によって建てられた由緒あるシャトーです。

カシスやラズベリーを思わせる果実の香りにざくろや胡椒などスパイスのニュアンス。豊かな果実味、シルキーなタンニンと程よい酸、滑らかな飲み口の楽しめる程よくこなれた飲み頃ワインです。
WINE 検索結果一覧|マルカイコーポレーションワイン課 (marukai-wine.com)

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ